高齢者、相次ぎ孤立死か=民家や都営住宅に遺体−東京
東京都墨田区の民家や都営アパートで12日、高齢者の夫婦や親子とみられる遺体が相次いで見つかった。
警視庁は解剖して詳しい死因を調べるが、孤立死した可能性もある。
警視庁向島署によると、12日午後1時すぎ、墨田区八広の民家近くの住民から「テレビの音が家の中から聞こえるが、
ノックしても返事がない」と同署に通報があった。
署員が駆け付けたところ、1階の居間のこたつ付近で高齢の男女の遺体が見つかった。
2人は80代の母親と60代の息子とみられ、遺体に外傷はなく、死後10日ほど経過していたとみられる。
病死の可能性もあるという。同署は身元の確認を進めるとともに詳しい死因を調べている。
12日午後7時10分ごろには、墨田区文花の都営アパートの一室で住人の男性(79)と妻(87)の遺体が見つかった。
向島署によると、男性は台所で、妻は浴室でそれぞれ死亡していた。
外部から侵入された形跡はなく、郵便受けには3日分の新聞がたまっていた。同署は死因を調べている。(2014/02/13-00:17)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014021300007