映画興行成績 : 「永遠の0」が「風立ちぬ」に並ぶV8達成

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>>48
具体的に描いてこその題材だろ。司法試験浪人中の主人公が血の繋がった祖父が何故に特攻隊員に
なったのか?それを調べて回る題材だろ。原作は読んでない。読む気にもなれん。映画で飛ばして
原作を読めって釣られてる様で読む気になれん。無駄に長い映画だよ。夏八木の爺さんが「ぜひ、
調べてほしい」なんて、あんなのこそ要らないんだ。何故に心境変化したのか、それを知りたい。
フランス人ジャーナリストのベルナール・ミローは著書『神風』(内藤一郎訳、早川書房)の中で
「ほんの一握りの狂燥的人間なら、世界のどの国にだって必ず存在する。彼ら日本の特攻隊員達は
全くその反対で、冷静で正常な意識を持ち、意欲的で、かつ、明晰な人柄の人間だったのである」
「日本の自殺攻撃の本質的な特徴は単に多数の敵を自分同様の死にひきずりこもうとして、生きた
人間が一種の人間爆弾と化し敵に飛びかかると云う、その行為にあるのではない。その真の特徴は
この行動を成就するために、決行に先んじて数日前、時として数週間、数ヶ月も前からあらかじめ
その決心がなされていたと云う点にある」と特攻隊員たちが軍国主義や皇国史観に洗脳されていた
という西洋人の偏見に反論している。
あと、あれじゃ夏八木の爺さんがあまりに可哀想だよ。
航空機の空中特攻による戦死者は海軍2531名、陸軍1417名。船艇の水上特攻、潜水艇や人間魚雷の
水中特攻、戦車や歩兵による陸上特攻まで含めると海軍4156名、陸軍1689名の若者が特攻によって
散華された。生き残った兵隊は、いちいちそれらの遺族の面倒なんか見てられなかったし夏八木の
爺さんも、よくあんな状況の中で司法試験に合格できたよな。旧司法試験は18通17落と呼ばれて、
毎日18時間以上勉強してやっと合格できて、17時間以下の勉強じゃ落ちると言われていたんだよ。
この映画は特攻隊や司法試験を馬鹿にした駄作だったよ。観て損をした。