リンガーハットが北陸の「8番らーめん」と資本・業務提携 経営統合も
外食大手のリンガーハットは10日、北陸を中心に「8番らーめん」を展開するハチバンと資本・業務提携を行うと発表した。
ハチバンは国内約140店舗に加えて、自社工場を持つタイなどで約110店舗を運営。こと海外ではリンガーハットを上回る戦力であり、効果的な提携ができると両社が一致した。持ち株会社による経営統合を目指す。
資本提携は、ハチバンが2月末にリンガーハットを引受先とする第三者割当増資を行う。発行済み株式9.51%を約7億円で取得し、リンガーハットが筆頭株主となる。ハチバンもリンガーハット株の2.32%を取得する見通し。
業務面は、互いの空白地域への出店や共同仕入れなどで提携。今後、両事業会社を存続させる方向で経営統合の協議を進める。
リンガーハットは国内で長崎ちゃんぽんの店舗など約650店舗を展開するが、海外進出はタイや台湾など9店舗にとどまっていた。
国内では外食産業の市場規模が縮小する一方、コンビニエンスストアなどとの業態を超えた競争が激しくなっており、統合によって経営基盤の強化を図る。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140210/biz14021018250022-n1.htm