【画像あり】ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!ボラ!
茨城県大洗町磯浜町の涸沼川河口の船置き場で、1月上旬ごろからボラが大量に集まり、周辺住民を驚かせている。
今では水深1メートル以上をびっしりと埋め尽くし、数万匹に上ると見られる。これに伴い、ボラをエサとするカモメやシラサギも集まってきており、周辺住民は鳥のふんに悩まされる事態に発展している。
涸沼川河口から約2.5キロ。鹿島臨海鉄道大洗駅からも約800メートルに位置する船置き場は、水面がボラの稚魚の頭でポツポツと隆起。
幅約50メートル、奥行き約150メートルには同じ光景が広がっている。
カモメなどが襲いかかると、ボラは一斉にジャンプし、水面が波立つ。
近くに住む会社員、石山淳さん(48)は「ずっと大洗に住んでいるけど、これだけたくさん集まっているのは初めて見た」と驚きの表情。
アクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町)によると、ボラは全国の海や川の河口付近で群れをつくって生息しているものの、数万匹と見られる大群は珍しいという。
水面にはカモメなどの白いふんが点々と浮かんでおり、周辺道路にも白いふんが目に付く。
付近住民によると、朝方には数十羽のカモメなどが集まり、ボラをエサにしているという。船置き場の近くに実家がある主婦、富永玲子さん(33)は「朝は大雨かと思うくらい、鳥の羽ばたく音がすごい。洗濯物にもふんがつくので、早く収まってほしい」とため息をつく。
大涸沼漁業協同組合の桜井宏昌組合長(72)は「船置き場は水の流れがなく暖かいので、集まっているのではないか」と推測した上で、「春になったら移動してくれるはず。
どれだけ船にふんを落とされても見守るしかない」と思わぬ自然現象に苦笑いを浮かべた。
http://sp.mainichi.jp/select/news/m20140208k0000m040012000c.html 画像
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