米マイクロソフト新CEOは幹部のナデラ氏か、近く指名へ
[シアトル 30日 ロイター] -関係筋によると、米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)は、
新最高経営責任者(CEO)を近く指名する。同社幹部のサトヤ・ナデラ氏の可能性が高い。
関係筋が30日、ロイターに対して述べた。
関係筋によると、マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は会長職から退く可能性がある。ただ、取締役には残る見通しだという。
後任会長にはジョン・トンプソン主席社外取締役が就く見通し。
ナデラ氏は、インドのハイデラバード出身で、現在は「クラウド&エンタープライズ」グループのエグゼクティブバイスプレジデント。
それ以前には「オフィス」や検索エンジン「ビング」チーム、「サーバー・アンド・ツールズ」部門などで重要なポストを歴任した。
マカダム・ライト・ラーゲンのアナリスト、シッド・パラクー氏は「賢明な選択」と評価。戦略の継続が期待できるとの見方を示した。
次期CEOには、フォード・モーター(F.N: 株価, 企業情報, レポート)のムラーリーCEOなど、社外からも複数の候補が挙がっていた。
大胆な改革や株主還元強化を期待する一部の投資家の間では、社外からの起用を望む声も強かった。
<ゲイツ氏が会長退任か>
ゲイツ会長をめぐってはここ数カ月、マイクロソフトの変革を妨げているとして、投資家グループから退任を求める声が上がっていた。
ゲイツ会長の後任とされているトンプソン氏はCEO探しを担う委員会のメンバーだが、トンプソン氏自身をCEOに推す声もあるという。
関係筋が30日にロイターに対し述べたところでは、トンプソン氏はCEO職にはあまり関心がないが、会長への就任は排除していない。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0U01C20140131?sp=true