ヘッジファンドの今年の通貨投資戦略、ドル・円ロングがトップ
[ロンドン 19日 ロイター] -各ヘッジファンドは、今年は通貨投資が
利益を生むと見込んでいる。各中銀の政策や各国間の通貨安競争により、
2013年は豪ドルや米ドルなどをめぐり多くのファンドが痛手を被ったが、
各国・地域の経済成長や金利動向がまだら模様となる中、最近に
なって多くのファンドが自らの戦略に則ってポジションを積み増している。
2014年にヘッジファンドがとる戦略のトップ5は以下の通り。
(1)ドル・円ロング
このポジションは昨年、日銀の積極的な金融緩和を受け、21%と最も
大きなリターンを上げた。
米緩和策の縮小が始まり、高利回りの米国債に投資家が引きつけられる中、
ドル高が進むと見込まれる。
通貨ヘッジファンド、ペコラ・キャピタルのマネジングディレクター、
アーロン・スミス氏は「(今年の)全体的なドライバーは円だろう」と予想。
自身のポジションに占める通貨ペアの中で、円の比重が最も大きくなっていると明らかにした。
(2)豪ドル・米ドルショート、もしくは豪ドル・ニュージーランド
(NZ)ドルショート
コモディティに対する中国の需要が低調となる中、豪ドルの軟化を見込み、
各ヘッジファンドは豪ドルショートを出している。
(ソースに続く)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0J05A20140120