億万長者ソロス氏 中国の財政的破綻を予言
有名な財政家で通貨取引を得意とするジョージ・ソロス氏は、近いうちに中国経済は完全に崩壊するとの見通しを示した。
それによれば、世界経済にとって脅威なのは米国の予算崩壊でもユーロ圏の問題でもなく、中国の財政問題にあるという。
ただ、ソロス氏の見方に賛成しない専門家も多くいる。
中国の飛躍的な経済発展を支えるモデルは、2008年以前の米国経済に類似しており、
「英国銀行を崩壊させた男」として知られているソロス氏は、いかなる改革も中国を救うことはできない、と考えている。
「アルバート・キャピタル」のアレクサンドル・オルロフ氏は、ソロス氏とは違う見方を次のように示している。
−ソロス氏はおそらく、中国経済の債務総額が限界を迎えると考えているようですが、これは主に企業部門や地方自治体によるものです。
すでに歴史的に限界と考えられている線を越えています。企業債務はすでにGDPの100%以上、地方自治体による債務は17兆人民元に達しています。
これは最も悲観的なレベルといわれている20兆人民元よりも少ないですが、数年前の10兆から12兆人民元よりも高いレベルです。
オルロフ氏は、中国経済の崩壊は近いうちの話しではなく、さらに財政健全化の策を怠った場合にのみ起こりうると指摘している。
つづく
http://japanese.ruvr.ru/2014_01_14/127254875/ http://m.ruvr.ru/data/2014/01/14/1308869513/4highres_00000401961293.jpg