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【何もかもﾌﾞﾗｯｸ】「社員旅行だ、フィリピン行くぞ」 → 保険金かけて社員殺害


保険金狙いマニラで社員殺害容疑　京都府警、社長兄弟を逮捕

フィリピンのマニラで2010年、京都市伏見区の会社員の松谷祐一郎さん（当時35）が殺害される事件があり、
京都府警は15日、殺人の疑いで、松谷さんが当時勤めていた
教材販売会社の社長の新井正吾容疑者（43）＝京都府宇治市＝と兄の無職の新井茂夫容疑者（56）＝住所不定＝の２人を逮捕した。

府警は２人が保険金の受け取りを狙い、何者かに殺害を依頼したか、茂夫容疑者が直接殺害に関わった可能性があるとみて捜査。
伏見署に捜査本部を設置し、事件の全容解明を進める。

府警によると、２人は「身に覚えがありません」などと容疑を否認している。

府警などによると、松谷さんと２人は10年11月21日にマニラ旅行へ出発。
24日夜に、松谷さんの遺体がマニラ市内の路上で発見された。男にかばんを奪われ、腹部などを撃たれたのが目撃されたといい、現地警察は強盗殺人事件として捜査していた。

京都府警は、松谷さんが死亡した場合、正吾容疑者の会社に１億円が支払われる海外旅行保険に加入していたことなどから、
事件に巻き込まれたとみて捜査。現地にも捜査員を派遣して詳しい状況を把握するなどした結果、
２人が保険金目的で殺害を計画した疑いが浮上した。

逮捕容疑は、正吾容疑者の会社の経営が悪化し、損害を穴埋めするため殺害を計画。
10年11月24日午後９時（日本時間同日午後10時）ごろ、マニラ市イントラムロス地区の路上で、
松谷さんの頭部などに拳銃を発射し、殺害した疑い。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1504X_V10C14A1CC1000/