視聴前「ヤマカン叩かれてるけど、なんだかんだ良作っぽいな」視聴後「またフラクタルかよ…(絶望)」

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>>122 >>123
アイドルアニメの基本というか、まあ大概の作品がそうなんだけど、
基本的には視聴者は画面世界に干渉できない傍観者ではあっても、
「主人公(たち)の味方、応援する立場」であるものなのね。

アイドルものだったら、さまざまな困難や挫折や時には悪意や妨害があっても、
それに負けずにスターダムをのし上がっていきましょう、っていう前提において
視聴者ってのは、傍観者でありながらも彼女ら彼らを「応援する」味方になるわけ。

ところが、ヤマカンが意図したか意図しないかはともかく(たぶん意図なんかしてないと思うけど)
例の執拗なパンツジャンプ、パンツターンの描写によって
WUGは「視聴者を、アイドルを応援する傍観者ではなく、アイドルの敵となる傍観者」にするという、
常識じゃ考えられんような構造になってしまったんだな。

そりゃ、アイドルは基本若い女でそれが短いスカートやら露出度高い衣装で歌って踊るんだから
下種い視線で見るようなやつはいるのは確かなんだけど、
普通はそういうのは劇中作中に「ゲスな見方をする下品なクズ」を用意しておいて、
「そんなやつに負けるな!」っていう構造を作るわけなんだ。
ところがヤマカンはそういう「ゲスい傍観者」を作中劇中に登場させず、
なおかつ執拗なまでのパンツ描写をこれでもかと行うことによって、
よりによって「視聴者」を、「アイドルの敵となる傍観者」に仕立て上げた。

「お前らゲスい視聴者は、アイドルだなんだいってもパンツ見たいんだろ?じゃあ見せてやるよ
 でもWUGや制作スタッフやキャストは、はお前らみたいなゲスの視線なんかには負けないからな」
というメッセージを、おそらく計算なしで全国放映してしまったんだな。