ソニー・MSから“周回遅れ”「任天堂」ネット対応の酷さ…“いじめの温床”3DS、“通信脆弱”WiiU
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訴状などによると、男児は平成24年から、所属するスポーツ少年団の練習や合宿で、チームメート数人からズボンと
下着を脱がされるなどのいやがらせを受けた。25年には、友人宅でチームメートらに服を脱がされ、3DSで全裸の写真
を撮影されたとしている。写真は「いつの間に交換日記」でチームメートら数人に送信されたという。
3DSは、国内だけで1330万台以上販売されており、ソフトのサービスを停止する影響は大きい。それでも3DSが
犯罪の“温床”になっているため、任天堂は「家族で安心して遊べることを優先した」と苦渋の決断を吐露する。ただネット
の制限機能をHPで紹介したものの、対応が後手に回ったとの批判も出ており、子供の遊ぶゲーム機をネットにつなぐ
ことの難しさを露呈した。
本体更新に数時間
一方、WiiUの販売不振の原因の一つはネット環境の脆弱(ぜいじゃく)さといわれている。
WiiUには有線の接続ポート(端子)はなく、無線でネットにつなぐか、無線環境がない場合は別売りの「LANアダプタ」
を購入することになる。
据え置き型ゲーム機でネットに接続して対戦ゲームなどを行う場合、わずかな遅延でもゲーム進行の妨げになる
ことから、通信が安定する有線で遊ぶことが常識だ。このため、無線機能しかなく、アダプタも高速通信に対応して
いないWiiUが「ゲーマーに不人気なのは当然だろう」(関係者)。
また、最近のゲーム機はネットを利用して常に最新の状態に更新する必要がある。しかし、WiiUは24年12月の発売
当初、更新に数時間かかるとの報告が相次ぎ、「すぐにゲームが始められない」と批判が殺到した。任天堂も公式HP
で「更新に1時間以上かかる可能性がある」と注意喚起し、時間がかかることを認めている。いずれもライバルのソニー・
コンピュータエンタテインメント(SCE)や米マイクロソフト(MS)の据え置き型ゲーム機では起こらなかった問題だ。