【コラム】ゲームオーバー:2013年の敗者
今年も様々な出来事があったビデオゲーム業界。
素晴らしい一年を過ごし、意気揚々と2014年を迎えることができる者たちもいれば、問題山積みのまま2014年に突入してしまった者たちもいる。
Games Industryが今年一年を総括し、その勝者と敗者をコラムにまとめている。勝者に続いて敗者を。
マイクロコンソール
Ouyaにもまだポテンシャルが残されているのは確かだ。
とはいえ、Julie Urhman氏が送り出したモバイル・コンソールの滑り出しは決して好調とは言えず、その後の経過も順調ではない。
任天堂Wii U
任天堂は何も問題がない。しかし、Wii Uは終わりだ。そもそも始まりもしなかった。
岩田氏が予測したように、今期中に900万台を売ることもないだろう。任天堂は現実を見ていない。
Insomniac Games
『Fuse』を憶えている人はいるかな?『Fuse』はNaughty Dogの『The Last of Us』と全てが正反対。前評判も、興奮も、宣伝のサポートも一切無し。
定評のある優秀な人気開発チームからの新規タイトルが、あそこまで発売前から死んでいるなどありえないが、それでも『Fuse』は完全に無視された状態で大コケしてしまった。
デジタル価格設定
デジタル価格設定は酷いことになっている。モバイルではゲームを無料で配っているが、それでもプレーしてもらえないゲームが殆ど。
コンソールではその正反対のことが起きている――ディスク版よりも価格が高くなっているのだ。
id Software
全てが終わった。id Softwareは空っぽだ。Hollenshead氏、Hooper氏、そして大御所――John Carmack氏――が『Doom』を生んだスタジオを去っていった。
Microsoft
Microsoftは格好の的だ。スポーツの生放送やテレビのクイズ番組を見せることで新コンソールを紹介した時以来、彼らが晒されてきた批判は全て当然と言える。
ゲームを前面に押し出したE3のXbox Oneショーケースはマシになっていたが、それが上手くいったのもPhil Spencer氏が価格を発表するまでのこと。あれで完全に白けてしまった。
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