「キムジャン」で交流 久子さまも出席
キムチを漬け込む韓国の伝統文化、「キムジャン」が、ユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産に登録されたことを受けて、
7日都内で「キムジャン」を通じて日韓の交流を深めようというイベントが高円宮妃の久子さまが出席されて開かれました。
「キムジャン」は、冬の間に食べるキムチを大量に漬け込む韓国の伝統文化で、今月、日本の「和食」の食文化と共にユネスコの無形文化
遺産に登録されました。
これを受けて7日、東京の韓国大使館でキムジャンを通じて日本との交流を深めようというイベントが開かれ、高円宮妃の久子さまが安倍
総理大臣の昭恵夫人と共に出席されました。
この中でイ・ビョンギ駐日大使は「近所どうし集まってキムジャンをする分かち合いの心は、韓国人に深く根づいています。分かち合いと
和食のおもてなしの心で日韓が互いに手を携え、理解し合えば、いくら問題があっても十分に克服できます」とあいさつしました。イベントでは、
本場の味を再現しようと韓国から取り寄せた1.8トンの白菜と、トウガラシや貝のカキ、梨など18種類の材料を混ぜ合わせたタレが使われ
ました。キムチ作りに参加された久子さまは、昭恵夫人と一枚一枚の葉に丁寧にたれを塗り込んで、時折おいしそうに味見をされていました。
出来上がったキムチの一部は東日本大震災の被災地に贈られるほか、大使館などで訪問客にふるまわれるということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131207/t10013655981000.html