日本大学ボート部員自殺、「いじめなかった」大学側発表 報告書は非公開
日本大学ボート部の3年生の男子部員(20)が部の寮の自室で自殺した問題で、
大学側は28日、「(自殺の)原因となる部員に対するいじめはなかった」とする調査結果を正式に発表した。
これに対し、遺族は「調査結果については遺憾。いじめの存否については疑う余地もありません。
今までボートを続けたいがためにずっと耐えてきた」などとするコメントを出した。
いじめの内容については明かしていない。
男子部員の自殺を受け、大学は10月29日に外部の弁護士3人でつくる特別調査委員会(北尾哲郎委員長)を設置。
遺族や部員、指導者からの聞き取り調査などを行った。
大学側は、28日までに遺族と文部科学省、日本ボート協会に調査結果を報告。報告書を公表する予定はないという。
遺族が「遺憾」と発表したことに対して「ご遺族の意向を踏まえて(コメントを)控えさせていただく」としている。
http://www.asahi.com/articles/TKY201311280375.html?ref=com_top6