猪瀬直樹東京都知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取っていた問題で、
東京都内の市民団体は25日までに、猪瀬氏とグループ創設者の徳田虎雄元衆院議員(75)、
虎雄氏の次男の徳田毅衆院議員(42)の3人について、公職選挙法違反(虚偽記載など)容疑での告発状を
東京地検特捜部に提出した。告発状は23日付。
告発状によると、徳田議員は虎雄氏と共謀し、都知事選前の昨年11月19日ごろ、
議員会館(東京・千代田)で選挙運動費用として猪瀬氏に5千万円を供与。
猪瀬氏は受け取ったが、選挙運動費用収支報告書に記載しなかったとしている。
猪瀬氏は5千万円について「個人の借り入れ」と説明。選挙運動に充てる目的はなかったとしている。
一方、徳洲会関係者によると、猪瀬氏から5千万円の返還を受けた虎雄氏の親族は、
猪瀬氏が個人的借り入れの根拠の一つとしている借用書について「知らない」と話しているという。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2500R_V21C13A1CC0000/