危ない!日本一長い商店街、自転車全面禁止へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131101-OYT1T00842.htm ttp://www.yomiuri.co.jp/photo/20131101-713848-1-L.jpg ttp://www.yomiuri.co.jp/photo/20131101-713860-1-L.jpg 長さ日本一とされる天神橋筋商店街(大阪市北区)で、
アーケードが設置された全区間の自転車通行が来春までに禁止される見通しになった。
以前から一部区間は規制されているが、残りの区間で、買い物客と自転車との接触トラブルが増え、商店主らが対応に苦慮。
自転車規制で「客足が減る」との懸念もあったが、「安全が優先」と、大阪府警に禁止区間の拡大を要望した。
自転車事故が相次ぐなか、各地の商店街などでは規制が広がっている。
天神橋筋商店街は南北の市道約2・6キロ。南から一〜七丁目に分かれ、
アーケードになっている一〜六丁目は数百店が立ち並び、通行量も多い。
府警によると、JR天満駅より北の四〜六丁目の区間(約570メートル)は、道幅が約5メートルと狭いことなどから
1972年以降、自転車の通行(午前7時〜午後10時)を禁止。現在、府警が交通標識を設置して明示している。
自転車で通行すれば道路交通法違反になるが、府警は軽微な違反として指導にとどめている。
一方、駅より南の区間(約1・3キロ)は、道幅が約7メートルとやや広く、対象になっていなかった。
しかし、この区間の商店街でつくる天神橋筋商店連合会によると、自転車の通行量が年々増加。
買い物客らから「自転車とぶつかりそうになった」「危ない」などの苦情が多数寄せられるようになった。
今年4月には、自転車同士が衝突し、男性が重傷を負う事故が発生。
同連合会内で「現状では安心して買い物をしてもらえない」との声が上がり、6月に府警への要望に踏み切った。
府警が、この区間の1地点で平日の午前中、1時間あたりの通行量を調査したところ、歩行者は約500人で、自転車は約300台と、
約4割を占めた。こうした状況から府警は大阪市とも協議し、危険性が高いと判断。規制時間は、現行の規制区間と同様、深夜を除く時間帯で検討している。