妊婦が吸い込んだ空気中の微粒子は胎児の脳に直接届くことが判明

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http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20131029000851_comm.jpg

妊娠中の母親が空気中の超微小粒子を吸い込むと、直接胎児の脳へと運ばれ、細胞に異常をきたす――。
こうした現象を東京理科大などの研究グループが世界で初めて動物実験で確認した。
28日から名古屋市で開かれる国際シンポジウムで発表される。

超微粒子は直径1万分の1ミリ以下の大きさで空気中に浮遊しているものは「PM0・1」と呼ばれる。
微粒子「PM2・5」の25分の1程度の大きさだ。

同大薬学部の武田健教授(衛生化学)、助教の梅澤雅和さんらのグループは、
妊娠中のマウスに、都市屋外の7〜8倍程度の濃度(1立方メートル中170マイクログラム)の
微粒子が含まれるディーゼル排ガスを2週間吸入させた。
生まれた子マウスを調べると、脳血管に近い細胞内に超微粒子が蓄積していた。
超微粒子が多い細胞は崩壊したり、隣接する細い血管がふさがったりするなどの異常が起きていた。

http://www.asahi.com/articles/OSK201310270149.html