「黒子のバスケ」脅迫犯から届いた手紙の内容が公開

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http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20131022-00029127/

「黒子のバスケ」脅迫犯から私に届いた手紙
篠田博之 | 月刊『創』編集長

『少年ジャンプ』の人気マンガ「黒子のバスケ」をめぐる脅迫騒動についてはもう1年も前からマンガ界で大きな問題になっているが、最近になって事態は新たな局面を迎えた。
しかも私のところへ《「創」の篠田編集長へ》と名指しで犯人らしい人物から犯行声明などが送られるという経緯もあり、ここでその内容を紹介することにしよう。

去る10月16日、朝日新聞は社会面に《「店に毒入り菓子」脅迫状》という6段の大きな記事を掲載した。朝日ほど大きな記事ではないが、
他紙も「毒入り菓子ばらまく」(産経新聞)などこの件を報道した。玩具つき菓子「ボイコレ 黒子のバスケウエハース2」に毒物を混入したという脅迫状が
セブンイレブン・ジャパンなどに届いており、それを受けてセブンイレブンは、15日にその菓子を店頭から撤去した、という報道だった。 
脅迫犯は、セブンイレブンのほかにサークルKサンクスや製造元のバンダイなどにも脅迫状を送っているという。
そして、その犯行声明を多くのマスコミにも送っていた。消印は12日から13日にかけてだった。

さらに周到な犯人は、それらの犯行声明を新聞・テレビが報道しない可能性をも考えたらしい。そして各所に送った脅迫状一式を『創』に送り、
マスコミが黙殺するならそれらを公表してほしいと依頼してきたのだった。
周知のように、かつてグリコ森永事件の時に、マスコミが報道協定を結んで報道しなかった脅迫事件を『噂の真相』(既に休刊)がすっぱ抜いたことがあり、
それをイメージしたのだろう。『創』あての今回の手紙は《「噂の真相」が亡くなった今はもうお前らしかおらへんのや 頼んだで》と結ばれていた。
しかし、実際には『創』にそれが届いた翌日、菓子が店頭から撤去された事態を受けて、全国紙などが報道に踏み切ったのだった。

つづく