監督に加え部長、顧問も体罰…札幌創成高野球部
札幌創成高校(札幌市北区、武田洋子校長)の野球部監督(30歳代)が部活動の指導中に部員に体罰を加えていた
問題で、同部の男性部長(20歳代)と男性顧問(30歳代)も、別の部員にそれぞれ体罰を加えていたことが21日、同校
への取材で分かった。
2人とも体罰を認めているという。指導者3人がそれぞれ部員に体罰を加えていたもので、同校は指導者の処分と野球
部の活動休止を検討するとともに、道と道高校野球連盟に22日に調査結果を報告する。
同校によると、部長は9月中旬、部活動を終えて室内練習場を見回った際、サッカーをして遊んでいる1、2年生の部員
5人を見つけた。野球部ではケガを予防するためにサッカーを禁止していたことから、部長は5人を練習場に正座させ、
1人1〜2回ずつ、胸のあたりを前げりした。
また、顧問は9月下旬、1年生部員が保健体育の授業で、他人の書いたノートを自分が書いたように装って宿題を
済ませようとしていたことを別の教諭に知らされて、昼休みの練習時間にこの部員の顔面を平手で4回殴った。
監督による体罰が発覚した後、学校側が全部員を対象に調査を実施し、部長と顧問の体罰が新たに発覚した。同校は、
監督の体罰について21日に道と道高野連に報告しているが、部長と顧問の体罰については22日に追加報告する。
渡部泰夫教頭は「体罰はいかなる理由があっても許されない。生徒に大変申し訳ない」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131022-OYT1T00337.htm