ttp://www.at-s.com/tool/thumb.php?width=200&height=140&file=/images/IP131019TAN000108000_8.jpg 試験運航を行う遊覧船=19日午後、浜名湖
浜名湖SAから湖上クルーズ 全国初の遊覧船実験
(10/20 08:30)
試験運航を行う遊覧船=19日午後、浜名湖
浜名湖岸に位置する浜松市北区の東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)を発着点にした遊覧船の試験運航が19日、始まった。
12月1日までの土日祝日の計15日間運航し、採算性などを検証して将来の定期運航化を目指す。SAやPAから直接乗船できるのは全国初。
浜松、湖西両市や県、中日本高速道路などでつくる協議会が、国土交通省の社会実験として実施する。
午前10時から午後1時45分までの間、15分間隔で運航。SAの利用客を対象に、定員8〜12人の小型船で付近を15〜20分程度周遊する。
SAと舘山寺温泉(西区)を結ぶルートも往路復路それぞれ1日1〜2便設けて、
同温泉を訪れた客の取り込みも図る。乗客へのアンケートの評価や、SAの駐車場の混雑具合も見極める。
19日は川勝平太知事や鈴木康友浜松市長、三上元湖西市長らがSAから同温泉まで乗船し、浜名湖クルーズを楽しんだ。
川勝知事は「サービスエリアは行楽の場所となっていて、水際まで降りることができるのは魅力」と指摘し、
「浜名湖の観光の潜在能力を発揮するためにも重要な実験」と期待を込めた。
船は大規模災害時の減災にも活用する方針。11月後半には、高速道の通行止めを想定し、SAから要救護者や帰宅困難者を湖上輸送する訓練を実施する。
同SAでは、貸自転車10台を用意したレンタサイクル事業の実験も同時に展開する。
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