過去の類似の台風は
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131015/t10015292291000.html 今回の台風26号はこの時期に接近する台風としては勢力が強く、
東日本や北日本では暴風や大雨による浸水、土砂災害、川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。
気象庁によりますと、今回と勢力や進路が似た台風には、
9年前の平成16年10月、静岡県の伊豆半島に上陸して関東を通過した台風22号があります。
この台風では東海や関東で暴風が吹き荒れ、静岡県の石廊崎で67.6メートル、
東京の羽田空港で38メートルの最大瞬間風速を観測しました。
大気の状態が不安定になったため横浜市では突風が発生し、
駐車中のトラックなど38台が飛ばされて横転するなどの被害が出ました。
平年の10月1か月分の2倍以上に相当する雨が降ったところもあり、関東の各地で道路が冠水して車が立往生したり、
地下鉄の線路が浸水して電車の運休が相次いだりしました。
増水した川に流されたり土砂災害に巻き込まれたりして7人が死亡し、風にあおられて転倒するなどしておよそ150人がけがをしました。
また、11年前、平成14年7月の台風6号は、房総半島に上陸したあと三陸沖を北上し、東日本と東北の広い範囲で大雨となりました。
増水した川や土砂災害などで6人が死亡し、岩手県では川が氾濫して1000棟を超える住宅に浸水の被害が出ました。
さらに、17年前、平成8年9月の台風17号は、強い勢力のまま伊豆諸島や房総半島に接近し、
千葉県銚子市では51.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風本体の雨雲が通過した伊豆諸島や千葉県では300ミリから400ミリに達する大雨が降りました。
この台風では13人が死亡し、およそ100人がけがをしました。