検察事務官が飲酒運転で事故 10月10日 21時4分
東京地方検察庁の40代の男性事務官が、ことし5月に酒を飲んで車を運転して
人身事故を起こしたとして、東京地検はこの事務官を停職の懲戒処分にしました。
東京地検によりますと、ことし5月、40代の男性事務官が車で帰宅中、横浜市の
高速道路で別の車に衝突する事故を起こし、この車を運転していた男性に全治2週間の
けがを負わせました。
事務官からはアルコールが検出され、飲酒運転の基準値を下回っていましたが、
酒を飲んだあとに車を運転したことを認めたということで、今月2日、横浜簡易裁判所から
罰金60万円の略式命令を受けました。
さらに東京地検の調査で事務官は車で通勤しているのに電車で通っていることにして、
これまでにおよそ30万円の通勤手当を不正に受け取っていたことも分かりました。
事務官は「満員電車に乗るのは疲れるので車で通勤した。これまでにも複数回、
飲酒して車で自宅に帰った」と説明したということで、10日、停職2か月の懲戒処分を
受け依願退職しました。
東京地検の堺徹次席検事は「誠に遺憾で深くおわび申し上げます」と話しています。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20131010/k10015196291000.html