【悲報】福島原発からのセシウム放出量は21京ベクレル チェルノブイリの3倍であることが判明

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★汚染のピークの永久機関化は、これから来る
■「東京都の荒川水系隅田川の支流・新河岸川」の主な水源は、武蔵野台地北部に降った雨水。この地域は、福島原発事故による汚染がさほど酷くなかった。
 「汚染度が比較的強い地域を流れる、利根川から分岐する江戸川水系」の河川では、セシウム濃度がこれからもっと高くなる懸念がある。
 『旧江戸川河口域の川底に溜まる泥のセシウム濃度は、2013年から急に高くなった』。
 『山林に降ったセシウムは、枯れ葉に付いてとどまっているが、微生物などに分解されて腐葉土になると、水溶性の有機セシウムに変化して、川に流れ出す』。
 『これが、河口や東京湾の底に溜まって、汚染がピークになるのは、原発事故後2〜3年のこれから』。
■2013/03/09に江戸川から釣ったウナギから、国の基準値を上回る147.5Bq/kgの放射性セシウム
 ウナギは、寿命が長く、河川では食物連鎖のトップなので、放射性物質が濃縮される。セシウムが堆積する川底や河口を好むこともあり、特に汚染されやすい。
◆ウナギから基準超セシウム 研究者通報、都県は調査せず[朝日新聞 2013/05/17] http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY201305170093.html
◆東京都、基準値超セシウム検出で江戸川のウナギ出荷自粛要請[産経新聞 2013/06] http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130607/dst13060719460005-n1.htm
■『チェルノブイリでは、「放射性セシウムは、1年ほどで木から土へと移行し、そして再び吸収されて木へ」という《放射性物質の循環》が始まった』。
 福島原発事故でも、今後1〜2年をかけて、放射性セシウムが土壌にまで浸透し、チェルノブイリと同じような循環が始まる。

■『森林汚染は、そこを発生源とする放射線という形でも、付近の放射線レベルのバックグラウンドを引き上げる原因』。
 森林と密接した居住環境が、除染してもなかなか放射線レベルが下がらない原因。
■参考
◆時論公論「森林汚染の実態と除染」 石川一洋 解説委員[2011年09月14日] http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/95328.html