サラリーマンなど民間企業で働く人の去年の平均年収は408万円で、前の年より1万円少なく、
2年連続で減ったことが国税庁の調査で分かりました。
また、今回は非正規労働者の平均年収が初めて発表され、
168万円と正社員より300万円少ないことが明らかになりました。
国税庁が去年1年間を通して民間企業で働いた会社員やパート従業員などの給料を
調査したところ、平均年収は前の年より1万円少ない408万円でした。
平均年収が減るのは2年連続で、ピークだった
平成9年の467万円に比べて59万円少なくなっています。
年収別では、200万円以下の人が前の年よりおよそ21万人増えて
1090万人に上り、全体の4分の1近い23.9%を占めています。
一方、1000万円を超える人は172万人、全体の3.8%でした。
また今回は、雇用形態別の平均年収が初めて発表されました。
正社員の平均年収は男性が521万円、女性が350万円で、全体では468万円でした。
これに対して非正規雇用の労働者は、男性が226万円、女性が144万円、
全体では168万円と、正社員に比べて300万円少ないことが明らかになりました。
このほか業種別では「電気・ガスなど」が718万円で最も高く、
次いで「金融・保険」の610万円、「情報通信」が572万円となっています。
最も低かったのは非正規労働者の比率が高い「宿泊、飲食サービス」の235万円でした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130927/k10014866611000.html http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130927/K10048666111_1309271923_1309271939_01.jpg