名城大可児キャンパス移転
「土地建物有効活用を」市、防災計画見直しも
名城大学(名古屋市)が20日発表した同大可児キャンパス(可児市)の都市情報学部を新設する「ナゴヤドーム前キャンパス」(名古屋市東区)に
2017年4月に移転する計画を受け、可児市は、跡地利用の検討や防災計画の見直しなどを始めた。(市来哲郎)
可児キャンパスは、可児市から土地の譲渡などを受け、1995年に開設。敷地面積約14万9000平方メートルに、
学舎4棟や体育館、研究所などがある。都市情報学部のみで、5月現在、学部生868人、修士・博士課程27人が在籍する。
キャンパスは、まだ夏休みとあって人影がまばら。軽音楽部の部室で練習していた1年生の男子学生は、移転計画に驚いた様子。
「群馬県から今春入学したばかり。可児キャンパスは、自然が多いから気に入っていた。移転は残念です」と話した。
可児キャンパスの宮川康樹事務長は、「3倍を超していた応募者もここ数年は1・3倍程度まで落ち込んでいたことなどを考慮したのでしょう」と言葉少なげだった。
可児市によると、今月4日に名城大の理事長が冨田成輝市長を訪れ、移転の説明をしたという。可児キャンパスの体育館などは、
近くの虹ヶ丘団地など周辺住民の避難所に指定しているため、防災計画の見直しが必要になってくるという。
同市の担当者は「名城大学の教授らは、貴重な有識者。ここ10年で、延べ88人が市総合計画審議会の委員などを務めている」と、
市行政に欠かせないスタッフだったことを強調。「学部が移転した場合、研究機関として土地、建物を引き続き、使ってもらうようにお願いしたい」と話す。
冨田市長は、「開校以来、市行政や地域との連携など多くの面で成果をあげており、移転発表は大変残念。
土地建物の有効活用を強く申し入れしたい」というコメントを出した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20130920-OYT8T01206.htm いらい
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1380016490/76