2013年9月24日
全世界注目のビッグマッチ、マンチェスター・ダービー(日本時間23日未明キックオフ)でユナイテッドが大惨敗。
現地では「1年生指揮官と2年目の日本人助っ人のクビが飛ぶのは、どっちが先か?」という話題でかまびすしくなってきた。
地元のライバルであるシティーの本拠地に乗り込んだユナイテッドは後半6分で0―4。するとモイーズ新監督はでくの坊と化した。
後半途中にMFヤングに代わってMFクレバリーを投入したが、控えのMF香川、FWエルナンデス、ナニはベンチに座ったまま。
交代枠3人を使い切ることもなく、試合終盤のFWルーニーのFKによる1点でジ・エンド。消極的姿勢にユナイテッド系のメディア、サポーターから怒りの声が渦巻いた。
「0―0の2節チェルシー戦、0―1負けの3節リバプール戦もそうだったが、モイーズは強敵相手だとベンチでフリーズしてしまう。
プレミアでの監督経験は豊富とはいえ、常勝軍団ユナイテッドを率いるプレッシャーでガチガチなのです。5節終了時で2勝1分け2敗の8位というのは、いつ監督更迭論が飛び出しても不思議ではない数字です」
モイーズ体制後、不遇をかこってリーグ戦5試合出番なしの香川にとっては、今のチームの低迷はプラスに働く――というのが一般的な見方だ。
モイーズ監督は攻撃的ポジションにヤング、バレンシアといったスピード&運動量系選手を重用してきたが、結果が出ないことで香川のような技巧派の起用に踏み切らざるを得ない状況に追い込まれるからである。
ところがモイーズが更迭されようが、このまま指揮を執り続けようが「香川はユナイテッドに居られなくなる」と現地サッカー関係者がこう続ける。
「モイーズは香川のことを“体力面もさることながら、あまりにも守備が下手過ぎる。本当はベンチにも置きたくない”と酷評。
代行候補のギグスの場合、香川よりも18歳のテクニシャンMFヤヌザイ、戦術眼に秀でた生え抜きクレバリーを評価している。いずれにしても香川の居場所はない」
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