事故率高い認知症患者の自動車運転
認知症の運転者は、健常者に比べて2.5〜4.7倍の高い事故率を有することが報告されています。詳細は、pdfファイルの77頁をご参照下さい。
これまでにも認知症患者における自動車運転の問題は、『ひょっとして認知症? Part1』の第23回『高齢の親の運転免許証、どうする?』、
第182回『認知症を生きるということ(その6)』、第371回『過疎地における認知症高齢者と車(その1)車を擦ったら要注意!』などに
おいて取り上げてきた問題ですね。
わが国の運転免許保有者数に占める高齢者の割合は一貫して上昇しています。中でも70歳以上の免許保有者が占める割合は、
1982年までは1%にも満たなかったのですが、現在は約9%にまで増加しております。
認知症の最大の危険因子が「加齢」であることを考えると、今後益々「認知症と自動車運転」の問題は重要なテーマとなってきます。
『Geriatric Medicine(老年医学)』が2012年2月号(Vol.50 No.2)において、「高齢者の運転をめぐって」という特集を組みました。
また、『Dementia Japan(日本認知症学会誌)』が2013年(Vol.27 No.2)において「認知症と自動車運転」という特集を組みました。
今回はその中から私が注目した論文をいくつかご紹介しつつ認知症と自動車運転の問題について検討してみたいと思います。
http://apital.asahi.com/article/kasama/2013081200002.html いらい
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1376551570/110