福島第一作業員10名が放射能汚染―熱中症対策ミストの汚染が原因か 重要棟など同じ水利用
福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置されたダストモニタの警報発生について (初報、続報1・2)
本日(8月12日)午後0時33分頃、福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置してある連続ダストモニタで、
放射能濃度が高いことを示す警報が発生しました。
そのため、同日午後0時48分に発電所内の全面(半面)マスク着用省略可能エリアでのマスク着用を指示しました。
(略)なお、プラントデータ(原子炉注水流量、燃料プール水温等)の異常、モニタリングポストおよび他のエリアに
設置した連続ダストモニタ指示値の有意な変動は確認されておりませんので、発電所外への影響はないと考えております。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1229642_5117.html (略)免震重要棟前では熱中症対策のためのミストを噴霧しておりますが、免震重要棟前でバス乗車のため
待機していた人(10人)について、入退域管理棟の退出モニタによる汚染測定で身体汚染が確認されました。
身体汚染の原因については、ミスト発生装置から出ているミストが汚染している可能性が考えられ、現在、
詳細調査を行っており、分かり次第お知らせします。
同日午後1時25分、ミスト発生装置を停止しています。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1229645_5117.html (略)免震重要棟内および5,6号機で使用している水(トイレ等)については、身体汚染原因と考えられる当該ミスト発生装置
供給水と同じ水源であることから、同日午後1時16分に手洗い水等の使用を禁止し、一斉放送により周知しました。
また、当該ミスト発生装置供給水、免震重要棟内および5,6号機で使用している水の元弁を同日午後1時40分に閉止しました。
身体汚染が確認された10名は、頭部・顔面が最大10Bq/cm2で汚染していることから、ホールボディカウンターの受検を指示しました。
現在、当該ミスト発生装置供給水の放射能分析を行っており、結果については分かり次第お知らせします。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1229648_5117.html