MLBサイ・ヤング賞の行方 黒田は4番手止まり、ダルビッシュは生意気な態度がネック 心証も欠かせない要素

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[大リーグ情報]10勝・黒田と11勝・ダル 「サイ・ヤング賞」に足りないもの
受賞なら日本人初の快挙

◆「ワークホース」
 ハイレベルな争いを繰り広げる日本人右腕2人が票を分け合うことになる。ともにエースとして
チームを牽引するヤンキース・黒田博樹(38)、レンジャーズ・ダルビッシュ有(26)の2人が
サイ・ヤング賞の有力候補に浮上している。サイ・ヤング賞はメジャーでその年、最も活躍した投手に
贈られる。記者投票によって決まり、ア、ナ両リーグから1人ずつ選ばれる。受賞すれば日本人初だ。

 ここまで黒田は低迷するチームの中で孤軍奮闘を続けており、
防御率2・45(10勝7敗)はマリナーズ・ヘルナンデス(2・39)に次いでリーグ2位。
エースのサバシア(9勝10敗、防御率4・78)、ベテランのペティット(7勝9敗、防御率4・71)
の両左腕が不振にあえぐ中、開幕から安定した投球を続けている。

 4月には打球を素手で処理しようとして指を打撲したり、左足付け根を痛めて
登板を回避したこともあったものの、登板日をずらしただけで一度も離脱せずに
ローテーションを守っている。7月12日のツインズ戦では雨で1時間以上も中断しながら、
続投を志願。チームに白星をもたらし、「クロダはワークホース(馬車馬のように働く人)だ」
と地元記者が絶賛した。主力野手が不在で、打線の援護に恵まれない中、
先発としての役割を黙々とこなす姿勢は口うるさいニューヨークメディアも評価している。

 一方のダルは開幕から毎試合のように三振の山を築き、1日のダイヤモンドバックス戦では
自己最多タイの14奪三振をマーク。ここまで192奪三振はメジャーでダントツだ(11勝5敗)。
ローテーション通りなら今季は残り9試合に登板予定。順調にいけば02年に
カート・シリング(当時Dバックス=316個)がマークして以来の300奪三振到達の可能性もある。

>>2以降に続く)
2013年8月8日の日刊ゲンダイ
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=300688&p=1
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