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三原市の職員採用試験で、知り合いから依頼されて受験者を採用するよう働きかけた見返りに
現金を受け取った疑いで、前の議長が逮捕されました。
逮捕されたのは、三原市議会の前の議長、白須 均容疑者です。
発表によりますと白須容疑者は、2011年度に行われた三原市の職員採用試験で、
知り合いで会社役員の高田敏明容疑者から依頼され、受験者1人を採用するよう市の職員に働きかけた見返りに、
現金300万円を受け取った疑いがもたれています。
受験者は実際に職員として採用されているということです。
白須容疑者は、2011年の5月から三原市議会の議長を務めていましたが、
ことし4月の市議会議員選挙には出馬せず、引退していました。
あっせん利得処罰法違反の疑いで逮捕された白須均容疑者と高田敏明容疑者は、
「間違いありません」と容疑を認めているということです。
白須容疑者は、2011年度の11月中旬に高田容疑者から口利きの依頼を受けた疑いがもたれていますが、
三原市によりますと、この期間に行われていた採用試験には、一般事務職で101人が受験して
合格者は9人で、倍率は11・2倍だったということです。
三原市の天満市長は先ほど、「採用試験については従来から適正に実施していて、一切不正はない。
今後は当局の捜査に全面的に協力する」とのコメントを発表しました。
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