本田 移籍について初激白「早くミラン行きたい」
[ 2013年8月2日 06:00 ]
日本代表MF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)が1日、モスクワ市郊外の練習場でACミラン移籍について激白した。公の場では初めて今夏のACミラン移籍を最優先と発言。
4日のルビン・カザン戦を控えた1日、チーム練習を終えた本田が移籍に関しての思いの丈を口にした。
7月30日には「今、4大リーグで欧州CL出場クラブから正式オファーが届いた場合、交渉の余地はあるのか」という質問に対し、
「それ、持ち帰らせてもらってもいいですか。軽く発言して“やっぱ違う”ってなったらイヤやから」と保留にしていた。
そして導き出された答え。「ミランと合意に達していない限り考える。でも今のところミランと話しているのは事実。かなり細かいところまで話をしているのも事実。そこにプライオリティーを置きながら、他のところが来たら、検討しようと思う」
一部では本田が年俸を下げて、それを移籍金に補填(ほてん)すると報じられたが「夏のミラン移籍が最優先で話を進めているけど、誤解してもらうと困るのは俺が足元を見られる立場にない。
夏のミラン移籍しか考えていないわけではない。これが全てを凝縮している。“誰がボスなのか”としたら俺。それを他の立場の人は理解しないといけない」と強気に話した。
悠然とした口調は、どこか達観していた。CSKAモスクワのギネル会長は最近になって「本田は戦力として出せない」と発言を変え始めた。
本田は「それは筋が通らない。(違約金の)金額を言っちゃっている」としながらも「500万ユーロを用意したらCSKAがどう出てくるのか見ものやね。俺も見たい。ミランに早く500万ユーロ用意してほしい」
「移籍しないとしても、ビッグクラブでレギュラーを取るためにここで努力しないといけない。そういう伝統あるチームに早く行きたいという自分の優先順位もある」
交錯する思いは認める。ただ最後に力強く言った。「俺は選手。やるべきことは見失わないようにして、ちゃんと客観的に見ながら、正しい方向に向かっていきたいと思っている」
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/02/kiji/K20130802006337710.html