【MLB】岩隈久志(32)、英語が話せず喜怒哀楽も表さないため、ナインから「とっつきにくい日本人」扱い

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>>1の続き)

◆岩隈 アドバイス拒否 「忙しいから後にして」

 一方、球宴に選出されたもうひとりの日本人選手、マリナーズの岩隈久志(32)は、
いまもナインとの人間関係に悩まされているらしい。

 昨季はイチロー(現ヤンキース)と川崎(現ブルージェイズ)という日本人選手2人が、
岩隈のサポートに一役買っていた。通訳を介さずに日本語で話せる相手がいたのは、
岩隈にとって心強い限りだった。

 そんな2人がチームを去った今季は、クラブハウスで孤立するケースも珍しくないという。

 岩隈は英語が話せないため、自らナインに話しかけることはほとんどない。
おとなしい性格で、登板後にもめったに喜怒哀楽を表さないため、
ナインからは「とっつきにくい日本人」というレッテルを貼られているそうだ。

 今季序盤にはこんなことがあった。ある先発投手からスプリットの握りを聞かれたにもかかわらず、
「今は忙しいから後にしてくれ」と言って、さっさとマッサージルームに引きこもってしまったというのだ。

 もちろん岩隈に悪気があったとは思えない。拙い英語が災いしたのかどうか、
おそらくボタンのかけ違い、誤解の一種だろう。ただし、イチローの後ろ盾がなくなったことで、
置かれた状況や周囲の環境が微妙に変化しているのは間違いない。

 先発は当然、捕手とのコミュニケーションが不可欠だ。
昨季はバッテリーを組むモンテーロらと頻繁に配球について打ち合わせをしていたものの、
今季は登板前を除けばそんなシーンはほとんど見られないとか。

 クラブハウスで時間があるときは、ひとりで雑誌を読んだり、イヤホンで音楽を聴いたりも珍しくない。
今季の岩隈が打線の援護に恵まれないのは、ナインとの関係が微妙に影響しているためではないかとの指摘もある。