資源としてはゴミなのに早くも利権活動が活発化するメタンハイドレート…「高知新港を探査船拠点に」
次世代の資源エネルギーとして期待されるメタンハイドレートの良さをPRしている「県メタンハイドレート開発研究会」(理事長=鈴木朝夫・高知工科大名誉教授)のメンバーが11日、
尾崎知事に対し、開発事業の誘致を国に働きかけるよう求めた。
メタンハイドレートは、メタンガスと水が高圧・低温の状態で結晶となった氷状の物質。
二酸化炭素量は石油や石炭より少なく、環境にもやさしいとされ、国内では土佐湾沖などの深海底に広く分布する。国も商業化に向け、分布調査や技術開発に乗り出している。
研究会のメンバー約10人が県庁を訪れ、高知新港を探査船の拠点とすることを提案。
「高知新港は橋などの障害物がなく、高さ約130メートルある探査船がスムーズに入港できる。採掘が実現すれば、地域活性化につながる」と説明した。
尾崎知事も「官民学の連携で開発を進めることができれば、新たな経済発展が期待できる。そのビジョンを高知から打ち出し、国に示したい」と応えた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130711-OYT8T01153.htm