長寿世界一の木村次郎右衛門さん死去 116歳「サンキュー・ベリー・マッチ」
2013.6.12 12:00
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130612/trd13061208310003-p1.jpg 2012年10月、ギネス記録の認定書を手に笑顔を見せる木村次郎右衛門さん=京都府京丹後市(同市提供)
長寿世界一で、史上最も長生きした男性と認定された木村次郎右衛門(きむら・じろうえもん)さんが12日午
前2時8分、老衰のため、京都府京丹後市の病院で死去した。116歳。京丹後市出身で、自宅は京丹後市丹後
町中野213。通夜は13日午後6時、葬儀・告別式は14日午前11時、京丹後市丹後町間人1777の向井葬祭
間人ホールで。喪主はひ孫、憲生(のりお)氏。
生前「目標は120歳」
木村さんは明治30年4月19日生まれ。大正13年から約40年間、地元の郵便局で勤務した後、90歳になる
まで農業に従事した。
平成23年12月に佐賀県の女性が亡くなったことで国内最高齢に。さらに、昨年12月17日に米アイオワ州の
女性の死去で、男女を含めて長寿世界一になった。同月28日には、生誕から115歳253日となり、デンマーク
出身の米国男性を上回り、ギネス・ワールド・レコーズ社に史上最も長生きした男性と認定された。
22年に113歳の誕生日を迎えたときに、目標としている年齢について「理想は男性長寿記録の120歳」と答え
た。23年に114歳の誕生日を迎えたときも、「(目標は)変わりませんね」と述べた。
座右の銘は「苦にするな嵐のあとに日和あり」。訪れた人に対して、「サンキュー・ベリー・マッチ」と、にこやかに
あいさつするユーモアあふれる人柄が親しまれた。子供7人に孫14人、ひ孫25人、やしゃご15人にも恵まれた。
京丹後市によると、木村さんは今年5月11日に肺炎で入院。いったんは回復したが、2、3日前から低血糖など
の症状が認められていたという。
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