【スレタイ】 黒田砲の反動で円高&株価乱高下 アベノミクス崩壊へ
【本文】ついにアベノミクス崩壊の足跡が迫ってきた
黒田砲の反動で円高&株価乱高下 自民党の財政破綻“回避”マニュアルも無効?
安倍晋三首相の「アベノミクス」政策にも陰りが出てきたようだ。急速に1万5000円に駆け上がった日経平均株価は、上昇した時以上のスピードで下落している。
輸出企業の業績回復の命綱だった外国為替相場は、一時の円安傾向が嘘のように円高に振れ始め、1ドル=100円を割り込んでいる。
エネルギー資源を中心に食品価格など輸入物価が上昇し、また、金利上昇と連動して住宅ローンが上昇するなどの影響が出始めている一方で、
給与所得は増えず、景気が回復している実感のない状態が続いている。
その一因となっているのが、アベノミクスの象徴でもあった黒田東彦・日銀総裁の“異次元緩和”による副作用だろう。
市場関係者が“バズーカ砲”と表現したほどの金融緩和は、政府が発行した国債の7割を買い取る政策。(略)
国債価格の急落、財政危機の可能性について、政府・日銀はどのような対策を打つのであろうか。ここに驚くべき事実がある。
11年6月、当時は野党であった自民党が「X-dayプロジェクト」という報告書をまとめた。国債価格の暴落と財政破綻への対処について検討した報告書だ。
そこには国債価格の暴落により、
(1)一部金融機関の経営不安や金融システム不安。
(2)企業の資金調達の停滞や過大負債企業の経営困難。
(3)市中金利の上昇に伴う個人への影響。
(4)政府財政の一段の悪化、1%の金利上昇は1年で1兆円、2年で2.5兆円、3年で4.2兆円の利払い費増加を招く――と想定されている。
その対応策として挙げられている金融政策は、
(1)日銀は前例に囚われない思い切った潤沢な資金供給を金融市場に対して機動的に行う。
(2)国債の買い切りオペ額の大幅な増額を行う。
(3)リーマンショック時に米国FRBが講じた一連の非伝統的な措置や量的緩和策を参考に、リスク資産等の購入も思い切って行う――というもの。
この危機時の金融政策として想定された内容は、黒田日銀が実施した“異次元緩和”そのものなのだ。
http://biz-journal.jp/2013/06/post_2291.html