北日本制し全国へ勢い 帯広北レスリングクラブ 得意技を磨き「優勝したい」
【帯広】第30回北日本少年少女選手権大会(4月28、29日・青森県八戸市)で、帯広市の
「帯広北レスリングクラブ」(五十嵐真人代表、20人)の小中学生3人がそろって優勝した。
今月8、9の両日に水戸市で開かれる全国中学生選手権と、7月下旬に札幌市で開催される
小学生対象の全国少年少女選手権を控え、同クラブの選手たちは帯広北高の道場で練習に励んでいる。
北海道と東北地方の選手で競った北日本大会には同クラブの小中学生ら17人が出場。
このうち、中学男子32〜38キロ級で清水賢亮君(下音更中2年)、小学5、6年男子45キロ級で
田所和士君(帯広豊成小6年)、小学3、4年男子45キロ超級で高木伶爾君(帯広栄小3年)がそれぞれ優勝した。
清水君は同大会2連覇。決勝では、相手の足首を固めて動きを封じ、1回転させる得意の「アンクルホールド」をきれいに決め、
危なげなく勝った。これまで全国大会ではベスト8が最高といい、清水君は「フェイントに磨きをかけて、次の全国大会は3位に入りたい」
と話す。
全国大会で優勝経験のある田所君は約1年ぶりに頂点をつかんだ。大会ではフォールを狙うのではなく、
1点ずつ確実にポイントを稼ぐ闘い方に徹した。全国大会に向けて中学生を練習相手にタックルの強化に力を入れている。
高木君も2連覇を達成した。決勝の相手は学年が一つ上で体重も上だったが、柔道経験を生かした豪快な投げ技で相手を圧倒。
「全国大会でも優勝したい」と意気込む。
3選手のほかにも二つの全国大会には同クラブから計10人が出場する。
子供たちは3人に負けじと、得意技に磨きをかけたり、体力アップのため練習に汗を流している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/472177.html