豪 カンガルー駆除に抗議活動
オーストラリアの首都キャンベラ周辺で、増えすぎたカンガルーの駆除が行われることになり、
動物保護団体などが激しく反発し妨害活動も辞さないとしています。
オーストラリアのシンボルとも言えるカンガルーは個体数が増えすぎて、
オーストラリア全土で植物や農産物を食い荒らしたり、自然公園を訪れた人が
カンガルーに遭遇し爪で引っかかれてけがをしたりするケースも少なくありません。
このため、カンガルーの個体数を調整するために駆除が行われることになり、
首都キャンベラの地元政府は7日夜から来月末までの間に
1400匹余りのカンガルーの駆除を行うとしています。
これに対して動物保護団体が激しく反発していて6日、抗議活動を行い、
去年駆除された400匹余りのカンガルーの子どもの写真を路上に並べて、
こうした行為は極めて残忍であると訴えていました。
この団体では、銃を構えるハンターとカンガルーの間に立ち、
いわば人間の盾となって妨害することも辞さないとしており、政府は冷静な対応を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130607/t10015143991000.html