http://jp.techcrunch.com/2013/05/03/20130502evernote-partners-with-south-korean-messaging-giant-kakaotalk/ Evernoteが9000万人のKakaoTalk登録ユーザーを狙って、韓国のメッセージの巨人と提携し、KakaoTalkモバイルアプリ
にEvernote統合機能を追加する。
米国内に400万人近くユーザーがいるにもかかわらず、KakaoTalkを知っている人は稀だろう。このメッセージング・アプリ
は主に韓国系アメリカ人(例えば私)が、国内外の友人や家族と連絡を取るために使われている。しかし韓国では、
KakaoTalkの存在は巨大だ。このアプリは同国スマートフォンの95%にインストールされており、日本でも少ないながら
1500万人のユーザーがいて成長中だ。ちなみに日本でのKakaoTalkは、世界で1億5000万人の登録ユーザーがいる
Lineの陰に隠れている。
意外なことに、Evernoteがメッセージングアプリと提携したのはこれが初めてで、太平洋を越えてプレゼンスを広げようと
いう同社の意気込みが感じられる。Evernoteの誇る世界5000万人のユーザーベースの中で、韓国、中国、日本、
オーストラリアをはじめとするアジア太平洋地域のユーザーは1500万人しかいない。Evernoteが韓国でのKakaoTalkの
普及をてこに、ユーザーベースの拡大をはかっていることは間違いない。
KakoTalkもまた、世界へのユーザーベース拡大を考えており、米国でのEvernoteの人気によってKakaoTalkに注目が集
まることを期待している。先に書いたようにKakaoTalkはここ米国では韓国人以外には事実上無名であり、韓国企業は何
とかその状況を打開しようとしている。
Evernoteがどのような形でKakaoTalkアプリで存在をアピールするのかは不明だが、全3プラットフォーム(iOS、Android、
Windows Phone)でEvernote統合をサポートすることは間違いないだろう。
KakaoTalkは無料で、iOS App StoreおよびGoogle Play Storeからダウンロードできる。