社会学の名著の改訂訳版刊行
『孤独な群衆』
米ハーバード大で長く社会科学の教授を務めたデイヴィッド・リースマン(1909〜2002年)の代表的著作『孤独な群衆』の改訂訳版(加藤
秀俊訳・上下各3360円)が、昭和39年版から半世紀を経て、みすず書房から刊行された。
同書は、人間の社会的類型を「伝統志向型」「内部志向型」「他人志向型」の3種類に分け、個人と社会の関係を平易な言葉で論じる社会学の名著
で、日本での発行部数は累計16万部を超えている。“現代の古典”を集めた同社の新シリーズ「始まりの本」に加えられるのに際し、かつてリー
スマンに学んだ社会学者の訳者が、訳の正確さや日本語表現を見直した。
訳者による後書き〈『孤独な群衆』をめぐる半世紀〉なども新録し、内容もさらに充実している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130428/bks13042811140012-n1.htm