早くもフルHDがオワコンへ。BDAがBDの4K解像度版の規格化を示唆。今年後半に着手へ。

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まず近年の大作映画で最も上映時間の長いロードオブザリング王の帰還(203分)
を50GBのBD-ROMに収録すると、平均ビットレートの上限は32Mbpsになる。
しかもこれは音声を含めた数値であり、例えば音声に5Mbps割り当てると、27Mbpsになる。
では、4Kの場合、この4倍必要だから、108Mbpsになる。更に5Mbpsを音声に割り当てれば
映像音声113Mbps。
あくまでこれはBDのコーデック(AVCハイプロファイル)の場合。
AVCハイプロファイルの2倍効率のHEVCハイプロファイルであればその半分で済む。
つまり映像で54Mbpsで済む。映像音声で59Mbps。
では、4KのBDが128GBのディスクであると仮定して、128GBのBD-ROMにロードオブザリング
王の帰還(203分)を収録すると、平均ビットレートの上限は84Mbpsになる。
そこから音声に10Mbps割あてたとしても、映像で74Mbps。更にHEVCハイプロファイルなら
AVCの半分で済むので、AVCの148Mbps相当の画質になる。
50GBのBD-ROMにロードオブザリング王の帰還(203分)を収録して、5Mbps音声で引けば
映像のMAXが27Mbpsになるから、映像148Mbpsと比較すれば、5.4倍程のビットレートの差があることになる。
もっと言えば、200分超えのこれだけ糞長い映画であっても、128GBのBDXLであれば、映像だけで
70Mbpsを確保できるという事だ。
そしてHEVCハイプロファイルであれば、AVCハイプロファイルの140Mbps相当の画質を実現できる。
逆に言えば、収録時間が短いなら、もっと高いビットレートを出せるという事。
例えば128GBで2時間なら142Mbpsだ。音声で10Mbps引いても映像だけで132Mbps。AVCハイプロファイルの
264Mbps相当の画質を実現できることになる。
ちなみに4Kのデジタルシネマのビットレートの規格最大値は250Mbps。
HEVCハイプロファイルなら、AVCハイプロファイルの圧縮方式で、4Kのデジタルシネマ以上のビットレー
トを実現できることになる。