韓国、60才以下の全国民に 「日本人は悪魔の人種」 と教育
2013年2月、韓国において朴槿惠政権が発足した。日本のメディアのほとんどは朴槿惠氏の大統領就任を好意的にみている。
「日韓関係は改善が期待できるに違いない」と。だが、これは大きな勘違いだ。
(父の)朴正熙大統領は16年ものあいだ政権を握り、じつは韓国では、この時代にもっとも強烈な反日教育が行なわれていた。
反日教育を徹底させ、それによって、韓国人の反日感情が確固たるものとなり、現在に至っているのである。
徹底した反日教育が敷かれ、「反日」という思想基盤がつくられていったのは、朴大統領時代からである。
私が韓国で学校に通っていたのもちょうど朴正熙大統領時代だったが、そこでは日本人を「ウェノム」と言った。
「ウェ」とは倭国の「倭」、つまり「倭の奴」という意味である。そして日本人を「血も涙もない人間だ」と悪魔のような存在として教わったのである。
いま60歳前後以下の教育を受けた韓国国民はだいたい、このような侮日の感覚をもっている。
韓国で何かあるたびに日の丸を燃やしたり踏みにじったりするのは、そのためである。
実際、朴槿惠氏は、一般の韓国国民がもっているレベル以上の対日認識はないと思う。あらゆる発言内容をみても、
一般の学生レベルの歴史認識しか持ち合わせていないことがよくわかる。
たとえば、「竹島問題をどうしますか」と問われ、「それは簡単です。日本があきらめることさえすれば問題は解決できますよ」
というように答えている。また「日本の知識人はまともな歴史認識をもってほしい」とし、「日本人の歴史認識はまともではない。
これを直さないかぎり日韓関係の未来はない」とする。
日本人のなかには「きっと韓国内ではそんなことを言わざるをえないムードなのだろう」と慮る人もいるだろうが、そうではない。
朴槿惠大統領であれ李明博前大統領であれ、政治家としての本音と建前があるのではなく、これが本音であり建前なのである。
強烈な反日イデオロギーという、精神性まで組み込んだ反日教育を行なった結果である。
ほぼ全国民が教育を受けるようになり、その結果、大多数の韓国人の日本に対する認識は、
以後の教育で植え付けられた認識以外のものではなくなってしまった。
<続く>