静岡 去年最高値の茶の初摘み
静岡市で、まもなく新茶の取引が始まるのを前に、去年、1キロ8万8000円の最高値をつけた
茶の初摘みが行われました。静岡市清水区では、地元の茶農家の団体が、およそ500平方
メートルの農業用ハウスで、品質の高い茶を共同で栽培しています。
ここでとれる一番茶は、静岡市の茶市場で、去年、1キロ8万8000円の最高値をつけ、33年
連続で最も高い茶となっています。15日から新茶の取引が始まるのを前に、ことし初めての
茶摘みが行われました。
普通は、葉を摘み取りやすいように木の形を整えますが、ここでは、自然のままの形で育てています。
製茶すると、5キロほどになる量しかとれませんが、味と香りが豊かになるということです。
茶摘みには、茶娘姿の女性7人も参加し、丁寧に手で摘み取っていました。ことしは3月の
気温が高かったため、例年よりよい茶ができたということです。茶農家の団体の青木功会長は
「34年連続最高値を目指して育てているので、ことしもよい値がついてくれると思います」
と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130413/k10013893811000.html