心理ゲーム「人狼」の魅力って?
半年ほど前から、「人狼」というゲームが20〜30代の間で流行している。
これは、2001年にアメリカで販売されたパーティーゲーム「Are You a Werewolf?」(汝は人狼なりや?)の略称で、
ヨーロッパで親しまれていた市民とマフィアが争う伝統的なゲーム「Mafia」がそのルーツだ。
「人狼を簡単に説明すると、村人たちのなかに紛れ込んだ“人間の姿をしたオオカミ”を暴くゲームです。
このゲームの大きな特徴は、会話が主体になること。役を決めるときのカード以外は道具を使いません。
必要なのは、説得力やハッタリ、論理的な思考や観察力。なので、プレイヤーの個性によってゲーム展開が大きく変わるんです。
様々なハウスルールがあり、人数によって役も増減します」と教えてくれたのは、
おもちゃコンサルタントの児玉健さん(ドイツゲームスペース@Shibuya)。
人狼をプレイするには、ゲームの進行役である「ゲームマスター」を含め、最低でも10人ほどが必要だ。
プレイヤーはカードを引いて、村人、預言者、ハンターなどからなる「村人チーム」と、人狼、狂人などからなる「オオカミチーム」に分かれる。
オオカミチームは村人のふりをして捜査をかく乱し、村人チームは「人狼は誰なのか」を推理する。
「日本ではここ数年、謎解きイベントがブームになっていたり、リアルゲームが注目されていたりします。
スマホやネットのソーシャルゲームが流行する反面、『バーチャルよりリアル』という風潮があるからかもしれません。
また、今の20〜30代は『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』を読んで育った影響も大きいのでは? 実際、僕も“推理する”ということに憧れがありましたから」(児玉さん)
なるほど。実際、人狼ゲームにハマっている人の声を聞くと……。
「推理力・コミュニケーション能力が鍛えられる気が。社内外の人間を集めて、夜を徹して会社で人狼をしています(笑)」(34歳・システム営業)
「3カ月前に初めてプレイしてからハマりました。ゲームバーやインターネットで楽しんだり、人狼イベントに参加したりしています」(37歳・事務)
(以下ソース)
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/r25fushigi_wxr_detail_id2013040200029078r25vosnr25