大阪府立和泉高の前校長・中原徹氏(42)が1日、府教育長に就任した。
府教育長としては初の民間出身者で、歴代最年少。記者会見では、新たな英語指導法を
検討するプロジェクトチームを5月にも発足させる方針を表明し、持論であるグローバル
人材育成の柱と位置付ける英語教育改革に強い意欲を示した。
この日は午前、松井知事が「子どもたちが生き抜く力を身につけられる教育現場を」と
辞令を交付。中原教育長は終了後、報道陣に「いじめ、体罰、学力、貧困と課題は様々。
猛スピードで精査し、優先順位を決めていきたい」と話した。
続いて出席した初の教育委員会議の後、記者会見に臨み、「どうすれば使える英語を身
につけられるのか、道筋を考えたい」とプロジェクトチームの狙いを説明。
メンバーは、英語を母国語とする外国人を含めた4、5人で構成し、各市町村が、低年
齢から英語教育を導入する際に採用できる効果的な指導法について、年内に何らかの指針
を示すとした。
また、議論が活発化している教育委員会制度のあり方についても言及し、「非常勤の
教育委員が大きな権限を持つなどアンバランスで改善が必要」との認識を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130402-OYT8T00607.htm