患者らの暴行・暴言、医師・看護師の4割超経験
東京都内の11の私立大付属病院に勤める医師や看護師ら約2万人のうち、2011年12月までの1年
間に、患者やその家族らから暴行や暴言などの「院内暴力」を受けた人が4割に上ることが、私立大学病
院医療安全推進連絡会議の調査でわかった。
同会議は「診療の妨げになりかねない。院内暴力への対応体制の充実が急務だ」としている。
調査は11年12月、慶応大病院や慈恵医大病院など都内11病院の本院に勤務する全職員2万9065
人を対象に行い、2万2738人から有効な回答を得た。
「院内暴力」を受けた人は1万79人(44・3%)に上った。暴力の内容(複数回答)では、「暴言」が41・
5%で最も多く、「身体的暴力」(14・8%)、セクハラ(14・1%)が続いた。院内暴力に不安を感じる人は、
86・3%に上った。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130329-OYT1T01336.htm