スレタイ:【生活保護・英国】独身世帯は月額20万円まで…歳出削減のための新制度 4月からスタート
年間2000億ポンド(約29兆円)を超える生活保護(Benefits)費を削減するため、英国政府はこの4月から新たな制度を導入する。
1. ベネフィット・キャップ(給付上限)制度
16〜64歳までの労働世代に対し、週に受け取ることのできる生活保護費(住宅手当や子供手当等を含む)の合計額に上限を設定する。
上限額はそれぞれ
独身世帯(子供なし)→週額350ポンド(=5万円)
カップルおよび片親世帯(子供の人数に関わらず)→週額500ポンド(=7万円)
となる予定だ。
これまでよりも一人平均週額93ポンド(=1300円)の支給額削減につながり、結果として
政府は2013年度だけで2億7500万ポンド(=400億円)の歳出削減が可能になると見込んでいる。
この制度はまずロンドンの4つの地区(ブロムリー、クロイドン、エンフィールド、ハリンギー)でこの4月から試験的に開始され、
その後北アイルランドを除く全土で7月から9月まで実施される。
2. シングルルーム補助金(ベッドルーム税)制度
市や住宅機構の提供する家に入居している世帯に対し、部屋が家族の規模に見合った大きさでない場合、住宅手当が減額される。
この新制度では「一人またはカップルにつき一つのベッドルーム」と定めており、
16歳以下の同性の子供2人まで、または10歳以下の子供についてはシェアすることを前提としている。
これにより一部屋余分に持っている世帯では14%
二部屋以上の場合は25%が住宅手当からカットされることになる。
政府はこの施策で年間4億9000万ポンド(=700億円)の削減を見込んでおり、約66万人に影響が出ると推測される。
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http://www.bbc.co.uk/news/uk-21706978