女性がコンドームに穴を空けて「妊娠」 相手男性は「認知」を拒めるか?

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女性がコンドームに穴を空けて「妊娠」 相手男性は「認知」を拒めるか?

結婚前の性交渉では避妊のためにコンドームを使うのが一般的だ。
しかし男性が避妊したいのに、相手の女性は妊娠したいというケースもあり、
なかには、わざわざコンドームに穴を空けて妊娠を試みる女性がいるという。

弁護士ドットコムの「みんなの法律相談」には、「こっそりコンドームに穴を空けられ、元彼女が妊娠してしまいました」という男性の相談が寄せられている。
男性には女性と結婚する意思はなく、「できることなら中絶してほしい」と伝えている。
しかし元カノは聞く耳を持たず、「シングルマザーになったとしても産むの一点張りです」というのだ。

このように、女性が交際相手の知らないあいだにコンドームの穴を空けて、
その結果として妊娠してしまった場合、男性の「責任」はどうなるのだろうか。
もし彼女が出産した場合、男性は認知や養育費の支払いを拒否できるのだろうか。足立敬太弁護士に話を聞いた。

●「認知」において重要なのは「血縁関係があるかどうか」

そもそも「認知」とは、法律的にどういうことなのだろうか。足立弁護士は次のように説明する。
「認知とは、婚姻外(=結婚していないカップルの間)に生まれた子を、血縁上の(=血の繋がった)父母が、自己の子であると認めることです。つ
まり、認知において重要なのは『子と親との間に血縁上の関係があるか』という点です」

このように述べたうえで、足立弁護士は次のように続ける。

「女性がコンドームに穴を開けたことを男性に隠して行為に及び、その結果として女性が妊娠したというケースの場合、
男性にしてみれば大変納得いかない結果だと思います。しかし、判断基準は『血縁上の関係の有無』です。
したがって、DNA鑑定などにより血縁関係があると判断されれば、男性がどんなに認知を拒んでも、最終的には裁判で認知させられる可能性が大です」

つまり、そこに至る過程がどうであろうと、子との間に血縁関係があれば、「認知」せざるをえないということだ。

http://www.bengo4.com/topics/245/