産経「WBCで盛り上がっているのは日本と中米の国だけ」

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【清水満のSPORTSマインド】
歴史積み重ね、WBC発展を

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンの活躍に日本中がわいている。
米国行き“世界ベスト4”を決めた10日のオランダ戦は、34・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率。非常に関心が高い。

 ところが…。「盛り上がっているのは日本と中米の国々だけ…」というメジャー関係者も多い。
野球発祥の地である米国は国家間の戦いよりメジャーリーグベースボール(MLB)という組織を優先させている。チームも高い資質を持つ選手を“辞退”させている事実もある。

 「WBCはMLB機構にとって選手の品評会さ…」という声も聞く。過去、日本も松坂大輔(インディアンス)、岩隈久志(マリナーズ)、
ダルビッシュ有(レンジャーズ)ら多くの選手がWBCをステップにメジャーに進んだ。MLB機構の思惑通りだが、その米側でも“意識の変化”が見られるのだ。

 3回目を迎えた今回は多くのメジャーのトップ選手が名を連ねた。昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手のR・A・ディッキー(38)=ブルージェイズ、
昨季41本塁打でナの本塁打王のR・ブラウン(29)=ブルワーズ=らが自ら進んで国を背負った。

 “ミスター・メッツ”と呼ばれるD・ライト内野手(30)もその一人。1次ラウンドのイタリア戦で満塁弾を放ち、こう話した。
「とても興奮した。胸にUSAと入ったユニホームを着て誇りに思うね」。一部ではあるが、“世界大会”を意識した意義は大きい。
CS放送で米国戦を見たが、過去の大会より観客も入っていた。ファンの認知も進んでいる気がした。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130312/bbl13031219160006-n1.htm