山形で体罰の口止め。バレー部の2人に1人は鼓膜損傷
長井の中学校教諭、体罰加え口止め バレー部、2人に1人は鼓膜損傷
山形新聞 2月24日(日)13時41分配信
長井市の中学校の男子バレーボール部顧問を務める30代男性教諭が、昨年12月下旬の部活動中、
1年生の男子部員の頬を平手でたたく体罰を加え、左耳鼓膜損傷のけがを負わせていたことが、関係者への取材で23日分かった。
男性教諭は、その場にいた部員全員に体罰を口止めしていたという。
関係者によると、男性教諭は学校の体育館で、練習中の声出しが小さかったことなどを理由に1年生の男子部員2人の頬を1、2回平手打ちした。
このうち、耳に痛みを感じた部員1人は保健室に行くなどした後、再び練習を続けた。
その際、男性教諭は2人への体罰を隠すため、スパイクのレシーブ練習中にボールがぶつかったことにするよう、部員全員に強く求めたとされる。
耳に痛みを感じた部員は翌日、家族と病院に行き、鼓膜の損傷が判明した。もう1人の部員にけがはなかったという。
今月に入って保護者側から学校に対し、男性教諭の体罰を指摘する連絡があり、校長が本人に確認。当初は否定したが、19日になって体罰を加えたことを認めた。
その後、校長と教頭、男性教諭が生徒宅を訪ねて謝罪したという。生徒の耳は回復し、現在は普段通り2人とも登校している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130224-00000765-yamagata-l06