知らないから買わない? 低燃費タイヤのホントのところ
2013.2.8 19:59
2010年1月に「低燃費タイヤラベリング制度」が始まって3年、低燃費タイヤはどのくらい一般的に知られているのか?
第4回「低燃費タイヤに関する実態調査」(日本能率協会総合研究所)が発表された。
JATMA(社団法人日本自動車タイヤ協会)が定める「低燃費タイヤラベリング制度」では、転がり抵抗とウエットグリップに関して
一定以上の性能を発揮できるタイヤのみが「低燃費タイヤ」とうたうことができる。ブリヂストンや横浜ゴム、ミシュランタイヤなど、
ほとんどのタイヤメーカーが参画している。
調査結果では「低燃費タイヤ」という言葉だけは知っているという人は58.8%で前年から10.1%の減。「低燃費タイヤ」という言葉す
ら聞いたことがないという人が35.1%と前年から9.8%増。「低燃費タイヤラベリング制度」に関しては、“基準が明確になって良かった”と
ポジティブに捉えているユーザーは23.9%で前年比4.9%減、“特になんとも思わない”と回答しているユーザーが58.5%と前年比
約9.9%増。多くのデータが、低燃費タイヤへの関心の低下を示している。
一方で、低燃費タイヤという言葉を知っている、もしくは低燃費タイヤを正しく理解しているユーザーの内、39.8%が実際に
低燃費タイヤを購入したことがあり、これは前年比27.8%増と大きく伸びている。低燃費タイヤを知っているユーザーは、
選択肢の1つとして積極的に低燃費タイヤを選んでいるようだ。
低燃費タイヤは各メーカーが日進月歩で進化させており、燃費性能やCO2削減などの環境性能の向上はもちろん、
グリップ性能、静粛性などの基本性能も格段に良くなっている。燃費が良くなればお財布にも優しく、ユーザーにとってもメリットは大きい。
あとは低燃費タイヤのことを正しく、広く知ってもらうことが課題といえそうだ。(記事提供 カーセンサー.net)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130208/bsa1302081959004-n1.htm 依頼162