世界規模のヒットが国内にも伝播〜来日パフォーマンスで洋楽市場が活況
2月4日付のアルバムランキングでは、TOP10内に洋楽4作品がランクイン。
12年度は前年同期比で二桁割れした洋楽市場だが、年が明けて活力を取り戻しそうな追い風が吹き始めている。
その好況を引っ張っているのは、このほど初来日を果たし、1月19日にファンイベントを行ったUK出身の5人組ボーイズグループ、ワン・ダイレクション。
昨年11月に発売した2ndアルバム『テイク・ミー・ホーム』が3位(累積売上13.4万枚)と前週に続き、2週連続でTOP5内にランクイン、
1stアルバム『アップ・オール・ナイト』も6位(累積売上12.9万枚)となった。
2作ともに前週より倍以上の売上を示している。また、昨年8月に発売した音楽DVD『アップ・オール・ナイト:ザ・ライブ・ツアー』も大きくセールスを伸ばし、前週67位→今週14位にランクアップ。
来日中には記者会見やTV 出演なども精力的にこなし、11 月2、3 日には千葉・幕張メッセ公演を行うニュースも発表された。再来日に向けて売り伸ばしが期待される。
7位にランクインしたのは、1月26日に東京・恵比寿ガーデンホールで初来日公演を行ったブルーノ・マーズの2ndアルバム『アンオーソドックス・ジュークボックス』(累積売上6.7万枚)。
来日中は、NTV系『スッキリ!!』やEX系『ミュージックステーション』などのTV番組で、2ndアルバムから、全米シングル・チャートで6週連続1位を記録中の「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」を披露。
その圧倒的なパフォーマンスを受けてセールスが大幅に伸びた。11年に発売した1stアルバム『ドゥーワップス&フーリガンズ』も前週70位→18位と大きくジャンプアップしており、この勢いはまだまだ続きそうな気配を見せている。
また、前週22位→10位とTOP10内に再ランクインしたのは、テイラー・スウィフトの『レッド』。
昨年10月に発売された同作は、12年11/5付で3.2万枚を売り上げて3位に初登場。
以降もコンスタントにセールスを積み重ねていたが、1月21日のCX系『SMAP×SMAP』出演や、グラミー賞ノミネートの話題が奏功して、週間売上がアップした。
2月11日に開催される「第55回グラミー賞」の結果次第では、さらなる盛り上がりが期待される。
http://news.nifty.com/cs/entame/musicdetail/oricon-20130202-oric2021251/1.htm